おなおしブログ

Blog about watch repair

ソーラー時計の充電のお話。

イトーヨーカドー甲子園店 時計
2023.01.23

腕時計には日光や蛍光灯の光エネルギーをバッテリー電池に溜め、動力とするソーラー時計という種類のものがございます。
 光によって動く時計なので、電池交換が不要というメリットがある時計ですが定期的に明るいところで使用しないと
止まってしまう可能性があるのがこのソーラー時計です。
 特にこの冬場の時期は服の袖などで時計が隠れてしまい、普段身に着けていてもしっかりと充電ができていないケースがございます。
 一度充電が少なくなってしまった時計を充電するのには、簡単なようで意外と要点を抑える必要がございますので簡単に記載させて頂きます。

 

 まずは、画像のように文字盤(ガラス面)を上にして、日当たりのよい窓辺などに置いて頂きたいです。
 太陽光と室内のライトでは、充電できる量が大きく異なりますので、太陽光での充電を推奨致します。
ただし夏場の直射日光に長時間あたるスポットや車内のダッシュボードなど高温になりすぎる場所は故障の原因となるため注意が必要です。

 そして、目安のお時間は、月に1~2度、5~6時間ぐらいです。
少しの時間窓辺に置き、秒針が動くようになってもまだ十分に充電できていない可能性もございますので要注意です。
 特に一度ずれてしまった電波時計の時刻を修正する際は、必要な充電量も多くなりますので、しっかりと時間をかけ充電して頂いてから時刻を合わせられることをお勧め致します。

 また、ソーラー時計も長い年数使用していると携帯のバッテリーのように充電がすぐ切れたり、中の潤滑油が劣化し、針を動かすのに必要なエネルギーが増えたりして、しっかり充電をしてもしばらくすると止まってしまう現象が起きる場合がございます。
 そういったときは、分解掃除やバッテリー電池の交換が必要になってきますので、修理出しをご検討ください。

 時計おなおし本舗ではソーラー時計の修理のお見積もりもやっておりますので、もしお手元に調子の悪いソーラー時計をお持ちでしたらぜひお持ちください。