腕時計には大きく分けて機械式時計とクォーツ式時計の2種類があることをご存じでしょうか。
大きな違いは機械式時計は、巻き上げたゼンマイのほどける力で動く時計のことで、
クォーツ式時計とは電池等で電気を水晶に送ると、
決まった回数振動をする水晶の性質を利用し、その振動回数に応じて針を動かす時計のことです。
今ではほとんどの時計がクォーツ式を採用しておりますが、
高級時計ブランドなどは今でも機械式をメインに製造しているところも少なくありません。
では、なぜ2種類の動力の時計があるのでしょうか。
それは、2つの時計にはメリット、デメリットがあるからです。
下記で両方のメリット、デメリットを簡単に比較させて頂きました。

機械式
メリット
1.電池を使用しないため、電池切れの心配が不要。
2.手入れをすることで半永久的に使える。
3.装飾品のような機械内部を楽しめる。
デメリット
1.値段が高め
2.精度はクォーツ式に劣る
3.細かい部品を多く使用しているため衝撃に弱い
4.定期的にゼンマイを巻かないといけない
クォーツ式
メリット
1.精度が高い
2.機械式に比べ、お求めやすい値段のものが多い
デメリット
1.電池交換が必要
2.機械式に比べ寿命が短い
というメリット、デメリットがそれぞれの時計にはございます。
ただ、どちらの時計にも共通して言えるのが定期的なメンテナンスが必要だということです。
機械式時計は3~5年に1度のオーバーホールをお奨めしておりますが、
クォーツ式時計は電池が切れると電池交換が必須となるほか、機械式と同様長く使って頂くためには
7~8年でのオーバーホールを推奨しております。
時計おなおし本舗では、無料でオーバーホールのお見積もりもやっておりますのでお気軽にご来店、ご相談ください。